インディーズ

インディーズ (indies) とは英語のindependence(独立)を語源とするindieの複数形で、大手(メジャー)に対して中小のものをマイナーというが、その中でもメジャーに資本関係や人的交流などで系列化されていない独立性の高いものを指す。なお、海外ではインディーズに相当する用語は単数形のindieが使われており、複数形のindiesでは英語圏では東インド諸島を指すので注意が必要である(参照:en:Indies)。また、日本でもしばしば単数形のインディーが使われることがある。

* 音楽: 音楽の商業活動において、大手制作会社(メジャー)に所属しない会社、及びそのアーティスト。(後述)

* 政治: 大政党に所属しない諸派・無所属の独立系選挙候補者(すなわち泡沫候補)をインディーズ候補と呼ぶこともある。

* プロレス: 中小規模のプロレス団体。日本では大仁田厚が設立したFMWの成功以降、全国に次々と次々と旗揚げされる。地域密着などメジャーとは一線を画した独自の機軸を打ち出している団体が多いのが特色。

* 映画: (欧米に置ける事情は後述)日本においても同名の映画制作会社が存在する。→インディーズ (映画会社)

* ファッション: 独自デザインの衣服・宝飾品を既存の会社・流通ではなく自店やインターネットなどで販売する若手デザイナーなどのブランドをインディーズブランドという。

映画・音楽産業におけるインディーズ

欧米ではビッグ・フォーと呼ばれる四大企業(Universal、ソニーBMG、Warner、EMI)の傘下に属していない会社を指す。

音楽・映画産業のような新しいもの、新鮮なものを消費者が常に求める業種においては、メジャーレーベルの音楽・映画のみが売れ続けることは難しい。メジャーの取り揃える楽曲やアーティストが固定化したり、目新しさがなくなったりして消費者を満足させられなくなると、売り上げが下がってしまう。

特にアメリカの映画・音楽産業は販路が多国間に広がることが多いため、アメリカ国内の地域・民族差、世界での地域・民族差を利用して、販売時期・上映時期に差(タイムラグ)を作ってみたり、アーティストのツアーや俳優の販売促進ツアーなどで売り上げを平坦化させたりして、質の変化があっても業績の維持を図ることが出来る。

アメリカにおけるインディーズ・レーベルの歴史で重要な会社にチェス・レコードがある。俗悪なものとしてメジャーレーベルが避けていたリズム・アンド・ブルースやロックンロールなどの音楽を積極的に取り上げ、アメリカ全土のポピュラー音楽としての地位を固めることに成功した。この時期の出世頭に、チャック・ベリーやマディ・ウォーターズらがいる。

この後も欧米ではサンクチュアリ・レコードなど有力なインディーズ企業が誕生し、メジャー/マイナーという垣根は低いものとなっている。IFPIの報告によると、インディーズ・レーベルによる音楽関連の売上高は全体の28.4%に達している(2005年8月)。

映画界においては、制作費を出資・調達するプロデューサーや映画会社などの圧力を避けるために自己資金で製作を行う事がある。その最も極端な例が『スター・ウォーズ(SW)』シリーズで知られるジョージ・ルーカスで、キャラクタービジネスで巨万の富を築いた彼は、SW新3部作では制作費を自ら出資、製作において絶対的な権限を握った事から、「世界で最も贅沢なインディーズ映画」と言われている。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照

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